こんにちは。令和になっても洋楽好きな管理人です。
今年も私が個人的に選んだ、洋楽の年間ベストアルバムを発表したいと思います。
最近はストリーミング、いわゆるサブスクで音楽を聴く時代になり、アルバム通して曲を聞く機会も減りました。
アルバムよりプレイリストで音楽を楽しむ人の方が多いかも知れません。
アーティスト名を知らずに音楽を聴く人も多いようです。
そんな時代ですが、あえてアルバム単位でベストを決めました。
来年からはベストソングにするかも知れませんが、今はまだアルバムを通して聴くことで味わえる世界観は損なわれていないと思うのです。
ちなみに2018年の個人的ベストアルバムはこちら。
2019年に聴いたアルバム12枚
私が聴いた2019年発売の洋楽アルバムは、以下の12枚です。(アーティスト名順)- Ariana Grande - thank u, next
- Billie Eilish - When We All Fall Asleep, Where Do We Go?
- Carly Rae Jepsen - Dedicated
- Charli XCX - Charli
- FKA twigs - Magdalene
- Hot Chip - A Bath Full of Ecstasy
- James Blake - Assume Form
- Lana Del Rey - Norman Fucking Rockwell!!
- Sharon Van Etten - Remind Me Tomorrow
- Stella Donnelly - Beware Of The Dogs
- Tyler, the Creator - Igor
- Vampire Weekend - Father Of The Bride
年間ベストアルバム TOP5
では、この中からベスト5ランキングを発表します!あくまで私個人の選定・感想ですので、ご了承下さい。
今年ももったいぶるのが嫌いなので、1位から順に発表します。
1位 Billie Eilish - When We All Fall Asleep, Where Do We Go?
1位は2019年の超新星、ビリー・アイリッシュの1stアルバムです!
好きな曲はほとんど歌詞を和訳しました。
Musique Non Stop - Billie Eilish 歌詞和訳
このデビュー・アルバム発売時、ビリーは若干17歳でした。
まだ未成年だということを思わず忘れてしまう、達観した人間性と、堂々たるステージパフォーマンスを連日披露しています。
美しいハスキーボイスで、ささやくような歌い方。
暗い内面をありのままあぶり出すような、おどろおどろしい曲と歌詞。ビリビリ響くような低音と、ささやき声が映えるミニマムな音作り。
でもあっけらかんとした素直な性格で、ジャスティン・ビーバーの大ファン。ステージ上では若者らしくピョンピョン飛び跳ねる。
髪を明るい緑色に染めて、体のラインが出ないダボダボの服を一貫して着続ける、ファッションアイコン。
そんな今までの誰とも似ていない個性を持つビリー・アイリッシュに、多くの若者が夢中になっています。
こんな人、確かにいなかったですよね。
お兄さんと一緒に作っている曲のクオリティも高いですし、歌もかなり上手いです。
久々の大爆発ヒットアーティストになってしまい、きっと公私共に苦労が絶えないでしょうが、今後がとても楽しみです。
2位 Tyler, the Creator - Igor
2位はタイラー・ザ・クリエイターの5thアルバムです!私は普段あまりラップを聴かないのですが、このアルバムは本当に良いです。
初めて聴いた瞬間から引き込まれるアルバムは久しぶりでした。My Bloody ValentineのLoveless以来かも知れません。
これぞまさに、アルバム通して聴くことで、その世界観を堪能できるアルバムだと思います。
曲作りでは、歌詞よりもビートとコードを重視している、とタイラー本人が語っています。
まさにその言葉通りで、このアルバムは各曲の完成度が非常に高いです。
ラップも、よくある怒涛のごとく押し寄せるものではなく、要所要所で効果的に使われているだけなので聴きやすいです。
ラップに造詣が深くなくてもハマれます。ラップの民主化と言えるかも知れません。
3位 Carly Rae Jepsen - Dedicated
3位はカーリー・レイ・ジェプセンの4thアルバムです!カーリーはいつもアルバムのクオリティが高いです。
現代恋愛ソングの女王だと思います。
今回のアルバムは、少しオールドファッションでリラックスしたポップ、といった感じです。
わかりやすくてメロディーが耳に残りますし、どこか懐かしさがあるおかげか、聴いていて心地よいです。
10月の来日公演に行けなくて残念でしたが、カーリーは心優しく日本も気に入っているようなので、また近いうちに来日してくれるでしょう。
4位 Stella Donnelly - Beware Of The Dogs
4位はステラ・ドネリーの1stアルバムです!
私は特にOld Man, Tricks, Dieが好きです。
好きが高じて、この3曲+αは全て歌詞を和訳しました。
Musique Non Stop - Stella Donnelly 歌詞和訳
"曲と見た目がかわいいなーでも歌詞は知らないなー"
という方、ぜひぜひ歌詞も見てみてください。
甘ったるい恋愛ソングなんてほぼゼロで、とても厳しくて辛辣な歌詞です。
歌詞を知ってこそ、可愛らしい曲調や見た目の意味がわかると思います。
Stella Donnellyは、今年来日ライブにも行きました。
心が暖まる年納めライブでした。歌上手いです。
5位 Hot Chip - A Bath Full of Ecstasy
5位はホット・チップの7thアルバムです!
彼らの曲はどんどん洗練されてきていますが、初期の温かみも感じられる良いアルバムでした。
私が好きな曲はSpell, Bath Full of Ecstasy, Hungry Childです。
こちらも好きが高じて、全て歌詞を和訳しました。
Musique Non Stop - Hot Chip 歌詞和訳
Hot Chipも今年ライブに行ったのですが、素晴らしかったです。
朝霧JAMにもラインナップされていましたが、超大型台風でフェス自体が中止になりました。
ライブ映えバンドなので、またフェスで観る機会があると良いですね。
その他
6位まで決めるとしたら、6位はFKA TwigsのMagdaleneです。FKA Twigsは大好きなのですが、前の1stアルバムの方が私は好きでした。
1stはビートと低音がガッツリ効いていて、かつ音選びが心地よく、ほどよく聴きやすいのが好みでした。
今作はロバート・パティンソンとの破局が全面に出ていて、歌詞や歌い方が力みすぎているというか。。。
FKA Twigs、歌本当に上手いのですけど、それをはっきり表に見せるか見せないかが前作と違います。逆に言えば、彼女の歌を堪能するにはとても良いアルバムです。
Lana Del ReyのNorman Fucking Rockwell!!も評判良いですね。
"Doin' Time"のカバーがとても好きです。和訳もしました。
他アーティストのアルバムは、あまり深く聴き込めていないものもあるので、もしかしたら年末年始に突然ハマるかも知れません。
まとめ
2019年はビリー・アイリッシュという超新星が世界中を席巻した1年でした。久々のスター誕生といった感じで、音楽シーンが盛り上がりましたね。
彼女の今後はもちろん、これからどんな予期せぬスターが生まれるのかも楽しみです。
アルバムではないので挙げませんでしたが、シングルSeñoritaで共演したShawn MendesとCamila Cabelloのじれったいロマンス(ステージ上でキスするかしないか)もかなり盛り上がりました。
冗談好きの仲良しカップルで微笑ましいです。
Amazon Music Unlimitedで、今回ご紹介したアルバムをほとんど聴けますので、よろしければ試してみて下さい。
皆さん、2019年は音楽を楽しめましたか?
私はすっかりAmazon Music Unlimitedに取り込まれて、気になるアルバムや曲をつまみ食いする音楽鑑賞スタイルになりました。
物理的なアルバムを全く買わなくなりましたね。ほんの数年でこんなに音楽の聴き方が変わるとは、予想もしませんでした。
それでもやはり、流れや世界観が計算され尽くされたアルバムを、通して聴く醍醐味は失われていないと思います。
来年も世界観にどっぷり浸れるようなアルバムに出会えたら嬉しいです。
他におすすめアルバムや、語りたい2019年の音楽ネタ等ありましたら、ぜひコメントやtwitterで教えてください。
それでは皆様、良いお年を!
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