イギリス・マンチェスター出身のバンド、The 1975。
4thアルバム"Notes On A Conditional Form"(2020年5月22日リリース)から、4曲目"Frail State of Mind"の歌詞を和訳します。
ダブステップ風のリズムが、The 1975の曲としては新鮮です。
Youtubeのコメントにも多くありますが、新鮮さがありつつも、今までのThe 1975の曲を全て混ぜたかのような曲調です。
彼らのキャリアの集大成のような響きがあります。
今までの曲を彷彿とさせつつ、かつ新鮮で頭に残る曲を次々と生み出すThe 1975。
素晴らしい才能と努力です。
歌詞は、危うげで繊細な魅力を持つ、ボーカルのマシュー・ヒーリーをそのまま描いたような内容です。
社交不安について書いた、とマシュー本人が語っています。
まさにその通りの歌詞です。
Frail state of mind傷付きやすい心
(Frail state of mind)
(傷付きやすい心)
Go outside?外に出かける?
Seems unlikely
I'm sorry that I missed your call
I watched it ring
'Don't waste their time'
I've always got a frail state of mind
そんな感じじゃなさそうだ
君の電話を取れなくてごめん
電話が鳴っているのをただ見ていた
"あいつらの時間を無駄にするな"
俺の心はいつも傷付きやすい
Oh boy don't cryああ泣かないでくれ
I'm sorry, but I
I always get this way sometimes
Oh, I'll just leave
I'll save you time
I'm sorry 'bout my frail state of mind
ごめん、でも俺は
俺はいつもこんな風になるんだ、時々
ああ、すぐに出ていくよ
君の時間を無駄にしないように
傷付きやすくてごめん
Stay at mine, you might just like it俺の家にいなよ、きっと気にいるよ
Might stop you being miserable
'Nah, I'm alright.....nah trust I'm fine'
Just dealing with a frail state of mind
惨めな気分もきっと晴れる
まぁ、俺は大丈夫.....大丈夫だと信じている
ただ心の傷付きやすさをなんとかしようとしているだけ
Oh, don't be shyああ、恥ずかしがらないで
I'm sorry, but I
I always get this way sometimes
You lot just leave
I'll stay behind
I'm sorry 'bout my frail state of mind
ごめん、でも俺は
俺はいつもこんな風になるんだ、時々
君たちはただいなくなる
俺はここに残り続ける
傷付きやすくてごめん
Oh, what's the vibe?ああ、どんな感じ?
I wouldn't know, I'm normally in bed at this time
You guys, go do your thing
And I'll just leave at nine
Don't wanna bore you with my frail state of mind
俺にもわからない、普段はもうこの時間にはベッドに入っているんだ
君たち、自分のことをしなよ
俺は9時に立ち去るから
俺の心の傷付きやすさで君たちを退屈させたくないんだ
‘Oh winner winner!! That’s your biggest lie!’"勝者、勝者!!あれは君の最大の嘘だったね!"
I’m sure that you’re ‘fine'
I haven’t told a lie in quite some time
‘You know we’ll leave, if you keep lying
Don’t lie behind your frail state of mind’
君たちが元気だってよくわかるよ
長い間、俺は嘘なんてついていない
"俺たちは立ち去るよ、もし君が嘘をつき続るならね
心の傷付きやすさを盾に隠れるなよ"
Frail state of mind傷付きやすい心
Frail state of mind
Frail state of mind
Frail state of mind
傷付きやすい心
傷付きやすい心
傷付きやすい心
ごめん、俺はいつも傷付きやすくて、周りを不愉快にさせてしまう。
だから邪魔をしないように立ち去るよ。
君たちはこのまま好きなことをしていればいい。
君たちに言われてきた悪口が、俺の頭の中で響き続ける。
傷付きやすい人にとっては、とても共感できる悲しい歌詞です。
パーティーや飲み会で、同じような気持ちになったことがある方も多いのでは。
些細なことが気になって勝手に傷付き、"もう一人になりたい、放っといてくれ"という気分になることがありますよね。
心に引っかかった言葉が、ずっと頭の中を堂々巡りして、傷付き続けるのです。
相手を責めることもできず、ただただ傷付きやすい自分に対して自責の念でいっぱいになります。
辛くて鬱々とした心境がよく伝わってきます。。。
マシュー・ヒーリーも同じような気持ちを抱えているんだな、と思うと同時に心配にもなります。
彼の心の負担になるような社交の機会が、少しでも減ることを願います。
"Frail State of Mind"収録の4thアルバム"Notes On A Conditional Form"(2020年5月22日リリース)はこちら。
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