New Orderのボーカルのバーナード・サムナーと、The Smithsのギタリストのジョニー・マーからなるグループ、Electronic(エレクトロニック)。
1stアルバム"Electronic"(1991年)から、11曲目"Feel Every Beat"の歌詞を和訳します。
New OrderとThe Smiths。
どちらも90年代を代表するバンドで、かつ主要メンバー同士がタッグを組んだElectronic。
"最強のふたり"という感じのグループです。
あまり知名度がないですが、とても良い曲が多くて大好きです。
1stアルバム"Electronic"は特に名盤なのですが、"Feel Every Beat"はその名盤の最後を飾る爽やかな曲です。
バーナード・サムナーが珍しくラップを披露しています。彼の歌唱と同じく、下手ウマなラップがちょっと笑えちゃうのですが、曲自体がとてもかっこいいです。
New Orderもそうですが、
憎めないチャーミングなぎこちなさ × とんでもない完成度の楽曲
という絶妙なアンバランスさが本当に大好きです。癖になります。
Have you ever been a victim in a violent fight暴力的なケンカの犠牲者に、君はなったことがあるか
When you know it's not true and you know it's not right
Got not one ounce, inch of control
You got lust for blood runnin' in your soul
You know if every person upon this earth
Became the image of the mother in a violent birth
We could sow the seed, toss up the sand
And heal this brutal beat-up land
正しくなく、ふさわしくないと分かっているケンカに
1オンスも持っていないし、全くコントロールできそうにない状況で、
血への強い欲望が君の心の中を駆け巡るだろう
もしこの地球上の人間全員が、
暴力の生まれるときに母親の姿になるなら、
僕たちは種を蒔いて、砂を巻き上げて、
残忍でボロボロなこの場所を治すだろう
If there's a place to be why don't you come with me君がいるべき場所があるなら、僕と一緒に来ればいい
Listen to your father, listen to your brother
Take every chance that comes, maybe you'll find someone
We don't need to argue, we just need each other
父親の言うことを聞け、兄弟の言うことを聞け
やってくるチャンスを全てつかめ、きっと君は誰かを見つける
僕たちは言い争わなくていい、僕たちはただお互いが必要なんだ
There's a mirror on the table, if you feel you could use it君が使いたいんだったら、そのテーブルの上に鏡がある
Don't be ashamed, go ahead just do it
Protect your cranium, let it explode
Put your faith in the mother lode
Now if all this seems to be eccentric
Be aware be sure I meant it
The tunnel of love has got no end
I'm well received, but I don't send
恥ずかしがるな、進んでやってみろ
君の頭蓋骨を守れ、それを爆発させろ
その鉱脈を信じるんだ
こういうこと全てがおかしく見えるなら、
気を付けるんだ、俺が伝えた通り
愛のトンネルには終わりがない
僕はよく受け取ってきたけれど、送りはしない
"We don't need to argue, we just need each other"
僕たちは言い争わなくていい、僕たちはただお互いが必要なんだ
というサビのフレーズが、シンプルで心地良くとても好きです。
全体的に比喩が多く抽象的な歌詞ですが、血がたぎる暴力への言及と、鉱脈に例えた愛の危うさが表現されています。
mother, father, brother と家族の名詞を使っているのも特徴的です。
"Feel Every Beat"収録の1stアルバム"Electronic"はこちら。 名盤です!
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では!
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